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2009/08/19

おかげ参り。

おかげ横丁にある「おかげ座 」(参宮歴史館)、私、こんなの大好きです。お勧めです。

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館内には、昔のお伊勢参りのジオラマが江戸時代にタイムスリップさせてくれるんです。

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当時庶民には「お伊勢参り」には相当なお金がかかり、個人で行くのはなかなか難しく、「一生に一度は]と誰もがあこがれる夢だったそうです。
そこで、その夢を叶えるために人々が考えたのが「お伊勢講」(おいせこう)。
村人や町人たちがお金を出し合い、
その年、選ばれた人がその村を代表してお伊勢参りに行くのです。

でも、その夢が、、、
たとえ旅費など先立つものがなくても出来た年があったのです。
60年に一度、道中の個人や商店などが「施行」(↑の写真)という旗を掲げ、ワラジや笠などは勿論、お風呂や食事、宿泊まですべて無料で提供してくれたんだそうです。
おかげ」と書いた菅笠を被り、手には柄杓を持っていればタダで旅ができたんですって。

そんな年は多くの民衆が伊勢へ伊勢へと押し寄せたといいます。神様のおかげ、、、みんなのおかげでお参りが出来たいうことから「おかげ参り」と呼んだですね~。

自分たちが生かされてるのはお伊勢さんのおかげ、成功や生活があるのはお伊勢さんのおかげ、、、という伊勢の人たちの太っ腹~というか心の豊かさ。そして、伊勢神宮に馳せる日本人の心と、徒歩しか手段のない時代に何十日もかけて伊勢を目指す人々のエネルギーに感服です。

そんな当時の人たちは、勿論お伊勢さんに詣でることもだけど、日常を離れての道中での体験も喜びだったようです。

Img_271各地の名産物や文化に触れる楽しみや喜び。
そこには、珍しい食べ物やお酒もあったでしょうしね、芝居見学も楽しみだったみたいです。
それに、こんなことも。happy01
遊郭もあったそうです。(↓のスライド最後の方)

なんでも、このお伊勢参りブームを仕掛けた人もいたようで、伊勢信仰を広めようと「御師」とよばれる神主さんたちが檀家を訪ね歩き、参宮費用を積み立てさせ、旅のスケジュールや宿泊の手配までも請け負ったそうなんです。

お伊勢参りは、こうした旅行代理店のおかげもあって、江戸時代の人気ツアーだったようです。

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